朝起きてふと顔を見る。
「ふぅ〜・・・」とため息をつき仕事に行くのが憂鬱になる。
アトピーあるあるだ。
アトピーの調子が悪いと何もやる気が起きない。当然仕事にも行きたくない。
人に見られることを極端に恐れて閉じこもってしまう。
「世の中の時間が止まって自分だけ時間が過ぎれば良いのに」と思う。
「明日なんてこなければ良いのに」と思う。
先日もアトピーに併発した地獄の感染症で書いたが顔の症状が急激に悪化した。
本当に仕事に行きたくなかった。
特に顔の症状が酷いときは、
「どうしよう、この顔は治るんだろうか」
「仕事はどうしよう。職場の同僚にこんな顔は見せられない」
「誰にも会いたくない。ずっと一人でいたい」
と不安でたまらなくなる。
顔のアトピー悪化は本当に厄介だ。心まで折れてしまう。身動きができなくなり思考停止。自分との戦いで精一杯になってしまい仕事どころじゃなくなってしまう。
アトピーの影響で仕事を続けれなくなったり、全力でできなかったりする人は多いだろう。
正直、悪化すればそれだけの病気だ。
私も脱ステロイドのときに廃人みたいになった経験があるのでよくわかる。脱ステロイドで地獄の生活を送っちゃったよ~高校時代編~、脱ステロイドで地獄の生活を送っちゃったよ~大学時代編~参照。
ストレスのかからない仕事なんてない。身体に負担のかからない仕事なんてない。アトピーにぴったりの仕事なんてない。そんなことはわかっている。
でも仕事ができなくなったら、どうやって生きていけば良いのだろうかと不安に思う。
喉元過ぎれば熱さを忘れるでアトピーの調子が良いときにはこんなことは思わない。
でも症状が悪化すると心配になってしまう。
畜生!アトピーに振り回されている証拠だ。
アトピーと付き合って30年以上経つが私もまだまだ。
アトピーで働けなくなっても社会的な保障なんて一切ないし、これだけ多くの患者がいる病気だが完治を目指せる治療法はまだ確立されていない。
だからとりあえずは完治のような状態に持っていく様に標準的な治療法をするしかない。
でも、現在アトピー治療は生物学的製剤や常在菌の移植など新しい治療法がどんどん研究されている。
一刻も早く、即効性があり効果的で経済的な治療法が確立されて、アトピーあるあるが無くなれば良いのにと思う。