アトピーにおすすめなシャンプーの3つの選び方

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

アトピーで頭皮がカサカサとはいえ、自分に合ったシャンプーを使っている人は意外に少ないですよね。自分に合うシャンプーとは頭皮にやさしくアトピーを悪化させないものをいいます。

ただ、巷には「敏感肌専用」「乾燥肌に最適」などと謳ったシャンプーが数多くあり、どれを選べば良いのか判断が難しいところです。また、アトピーに最適なものとなると金銭面も気になるところです。

シャンプーを選ぶ際、アトピーの私は慎重に情報を収集します。シャンプーは毎日使うものであり合わないものを使っていると乾燥によりフケがポロポロ落ちてきたり、刺激によりヒリヒリ痛くなったりしてしまうからです。

アトピーはちょっとしたことですぐに増悪するため、頭皮に直接触れるシャンプー選びは一番大切と言っても過言ではありません。

このページではアトピーにおすすめなシャンプーの3つの選び方について公開していきます。

① 洗浄力が強すぎる「合成界面活性剤」は選ばない

合成界面活性剤とは何?

合成界面活性剤とは化学合成して作られた界面活性剤です。そもそも界面活性剤とは髪の毛や頭皮の汚れを落とすためにシャンプーに配合されているものです。

界面活性剤が水に溶けると油になじみやすい成分が汚れに吸着し、水になじみやすい成分が水中に汚れを引き出します。この働きにより水だけでは落ちにくい汚れを取り除くことができるのです。

界面活性剤の中でも合成界面活性剤は脱脂力が強く洗浄力も高くなるように作られた化合物です。また、美白剤や薬効成分を頭皮に浸透させることができるように皮脂のたんぱく質そのものを溶かし頭皮のバリア機能を打ち破る働きがあります。

合成界面活性剤の悪いところとは?

合成界面活性剤は頭皮の脂質を過剰に洗い流したんぱく質を変性させバリア機能を壊す成分です。バリア機能が働いている肌ではトラブルを起こさないのですが、もともと皮膚のバリア機能が弱いアトピーの頭皮に合成界面活性剤は負担が大き過ぎるのです。

アトピーの皮膚は水分保持力が低くバリア機能が十分に働いていません。外部からの刺激にも敏感に反応し乾燥やかゆみを引き起こします。

そんな皮膚に脱脂力が強力でたんぱく質を溶かし皮脂を過剰に奪ってしまう合成界面活性剤入りのシャンプーを使ってしまうと更にバリア機能が壊され水分が蒸発し乾燥を招いてしまいます。

また、異物も浸透しやすくなりかゆみが増してしまうのです。さらに厄介なことに合成界面活性剤は分解しづらく皮内に残留してしまうのです。

私は長年合成界面活性剤入りのシャンプーを使っていました。洗っている最中や直後はさっぱりして良いのですが、急速に水分が抜けていくのがわかりました。頭皮はカサカサ、ヒリヒリした痛みもありました。ときには炎症が酷すぎて頭皮から汁がでることもありました。

「アトピーだから仕方がない」と思っていましたが、合成界面活性剤入りのシャンプーを使っているのも原因の一つだったのです。

合成界面活性剤が入っていないかチェックする

合成界面活性剤入りのシャンプーを避けるためには表示されている成分をチェックすることです。

シャンプーで頻用されている合成界面活性剤の代表的なものは「ラウレス硫酸ナトリウム」と「ラウリル硫酸ナトリウム」です。これらは泡立ちが良く洗浄力も強力です。更に原料が安価でありコストダウンが可能なため市場を占有しているシャンプーの主成分になっています。

ただ、アトピーには不向きなのでこれらの成分が入っていないシャンプーを選ぶようにしましょう。

シャンプーなど化粧品に分類されているものは01年4月から全成分表示制度となっており、含まれるすべての成分を商品に表示しなくてはいけなくなっています。

シャンプーを購入するときはボトルの側面を見て合成界面活性剤が入っていないかチェックするようにしましょう。

注意)「ラウレス硫酸ナトリウム」や「ラウリル硫酸ナトリウム」以外にも合成界面活性剤は数多く存在します。ただ、次から次へと販売される新しいシャンプーには新成分が並びいちいち覚えていられません。一つの方法として「弱酸性」「中性」と記載されているものは合成界面活性剤入りのシャンプーと覚えておくのも良いでしょう。

② 安心な石けんシャンプーを選ぶ

石けんシャンプーとは何?

シャンプーは配合されいる界面活性剤の種類により大きく二つに分けることができます。

種類 界面活性剤
合成シャンプー 「ラウレス硫酸ナトリウム」や「ラウリル硫酸ナトリウム」などの合成界面活性剤
石けんシャンプー 「カリ石けん素地」や「石けん素地」などの石けん成分

合成シャンプーは頭皮の脂質を流出させ、たんぱく質を変性して皮膚のバリア機能にダメージを与えます。また有害物質を皮膚の中に浸透させやすくします。

一方、石けんシャンプーは自然素材の石けんを洗浄成分としており、マイルドで刺激が少なくなっています。また配合されいる成分が必要最低限でありシンプルなものが多いのでアレルギーを起こしにくいのも特長です。

アトピーの頭皮にどちらが適しているかは一目瞭然でしょう。

石けんシャンプーであって石けんシャンプーでない?

石けんシャンプーを購入するときに注意しなければいけないのは石けんシャンプーだと宣伝しながら、実は合成界面活性剤入りの合成シャンプーが販売されていることです。

石けんシャンプーの定義が曖昧であり、「無添加」「自然派」という表現が安易に使われていることがあるのです。

また、合成シャンプーが入っていなくても、クシ通りを良くするために「合成ポリマー」が配合されていたり、髪の香り付けをするために「香料」が配合されていたりするシャンプーもあります。

これらは合成界面活性剤ほどではないにしろ頭皮への影響が心配される成分です。

アトピーにおすすめなシャンプーは純粋な石けんシャンプーであり、成分がシンプルなものです。

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石けんシャンプーを購入するときには名前だけに注意するのではなく表示成分をチェックしましょう。「カリ石けん素地」プラス「水」や「グリセリン」などシンプルな成分のものを選ぶようにしましょう。

石けんシャンプーを使うときの注意点とは?

石けんシャンプーのメリットとしては

  • 刺激が少なく頭皮にやさしい
  • 化学物質を使用していないから安心
  • 成分がシンプルなのでアレルギーを起こしにくい

などがあります。
しかし、商品にはメリットもあれば当然デメリットもあります。

石けんシャンプーのデメリットとしては

  • 髪の抵抗が大きくきしみが強い
  • 石けん臭が気になる
  • 髪が慣れるまで数ヶ月ほどかかる

この中で一番の問題は「髪のきしみ」です。石けんシャンプーを使ったあとは髪の毛の中に指が入らないほどギシギシときしみが強くなります。

はじめて使ったときは「なんだこれは・・・もう使いたくない」と思ってしまうほどです。これは石けんのアルカリ成分でキューティクルが開いてしまうからです。

しかし、このきしみはリンスやトリートメントを使用することにより解決できます。リンスやトリートメントは弱酸性なので石けんの中和剤として働きます。石けんシャンプーで開いたキューティクルを閉じることができるのです。

まず石けんシャンプーで髪や頭皮をしっかり洗っておいて、よくすすぎます。そしてリンスやトリートメントを地肌につけないように髪だけに使います。

それでもクシ通りを良くする合成ポリマーなど化学物質が配合されている合成シャンプーと比べると、まだまだきしみによる抵抗は残ります。ただ、リンスやトリートメントによりきしみは随分改善することができます。

③ そうは言っても経験に勝るものはない

アトピーの症状や悪化の要因は十人十色。ある成分が大丈夫な人もいればダメな人もいます。「絶対アトピーに良い」というシャンプーは残念ながら存在しません。

めぼしのシャンプーを見つけたら、まず使ってみて頭皮の状態をチェックしましょう。チェック項目は次の三つです。

  • かゆみが増していないか
  • 乾燥してかさついていないか
  • 赤く炎症を起こしていないか

脱脂力の強すぎるものや粗雑な原料、大量に合成界面活性剤が使用されているシャンプーは頭皮のバリア機能を壊してしまいます。その結果、かゆみや乾燥、炎症を引き起こします。

中にはヒリヒリ感が強く頭皮から浸出液がでるようなシャンプーもあります。使ってみて「頭皮の調子が悪いな」と思ったら使わないようにしましょう。

ただし、頭皮の悪化はシャンプー以外の要因だったり、アトピーそのものの症状の場合もあります。あくまでシャンプー使用前後の比較で考えるようにしましょう。

アトピーにおすすめのシャンプーランキングベスト3

実際に私が使ってみてお勧めできる三つのシャンプーを紹介します。

ポイントは①合成界面活性剤を使っていないもの②洗浄成分が石けんでシンプルなもの③安価で購入しやすいものです。

毎日使用するものなので安心できて経済的なものを選びました。そして一番大切なアトピーが悪化しなかったものです。ではどうぞ!

3位 シャボン玉シャンプー 〜石けんシャンプーの元祖〜

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シンプルisベスト

「無添加石けん」を最初に掲げたメーカーのシャボン玉 無添加 せっけんシャンプー 泡タイプ 520ml(石鹸シャンプー)。成分は水とカリ石けん素地のみなのでアトピーには安心して使用できる。プッシュタイプのボトルから直接泡状のシャンプーがでてくるので使いやすい。

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ただ、泡立ちはイマイチで石けん臭が苦手な人には気になるでしょう。石けんシャンプー特有のきしみも強い。

シンプルな成分であり安心できるメーカーを使いたい人にはおすすめできるシャンプーです。

2位 エスケーしっとりせっけんシャンプー 〜クエン酸配合で使いやすい〜

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無添加素材に香料を入れたシャンプー

クエン酸が入っているため石けんシャンプー特有のギシギシとしたきしみが軽減されているエスケー しっとり せっけんシャンプー500ml【しっとり エスケー】【せっけんシャンプー】【エスケー石鹸】【石鹸シャンプー】【エスケー シャンプー】 【石鹸シャンプー リンス】【RCP】。他の石けんシャンプーと比べて使いやすいシャンプーです。

使ってみると泡立ちが弱く洗浄力が頼りなく感じる。「二回洗いした方が良いのでは?」と思ったほど。ただ、強すぎても乾燥するしアトピーの頭皮にはこれぐらいの洗浄力で十分なのではとも思う。

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一つ気になるのは頭皮には好ましくない「香料」が配合されている点。おかげで微かにフローラルの香りがするが別になくても良いと思った。

使用後の頭皮は乾燥やかゆみ、炎症が特に悪化することもなかった。また合成シャンプー使用時のようなヒリヒリとした刺激感もない。石けんシャンプーでありながら使いやすい。ニーズにマッチしたシャンプーだと思う。

1位 無添加石けんシャンプー 〜泡立ちが良い石けんシャンプー〜

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洗浄成分は100%純せっけん

シャボン玉シャンプーと同じで使用成分は水とカリ石けん素地のみといたってシンプルなミヨシ石鹸 無添加 せっけん シャンプー レギュラー 350ml(石鹸シャンプー)。それでいて泡立ちがすごく良い。わずかに石けん臭はあるがほとんど気にならない。

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石けんシャンプー特有のきしみが強く、プッシュタイプのボトルではないので使いにくい。また、合成シャンプーで洗ったときのようなさっぱり感はない。

ただ、その分頭皮へのダメージが減ったようで乾燥は軽減。かゆみや炎症が強くなることもない。アトピーの私にはとても相性の良いシャンプーです。

シャンプーを変えればアトピーが良くなるのか?

シャンプーを変えたからといってアトピーが治る訳ではありません。シャンプーはアトピー治療薬ではないので当然です。

しかし、刺激の強い成分を含んだものを使っているなら、シャンプーを変えることでアトピーの悪化を防ぐことができます。言い換えればアトピーを良くすることができるのです。

アトピーの頭皮は水分保持力が弱く皮膚のバリア機能も低下しています。そのため日々愛用するシャンプーはできるだけ安心できる皮膚のバリア機能を壊さない成分でつくられたものを使いたいものです。

今回は「アトピーにおすすめなシャンプーの3つの選び方」という内容で書いてみました。この記事がアトピーの方のシャンプー選びの一助になれば幸いです。

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