アトピー寛解経験者が語る今まで行ったこと

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 3歳の頃にアトピー発症。寛解と増悪を繰り返しながら17歳まで過ごす。ステロイドバッシングの報道を真に受け、17〜20歳まで脱ステロイド。そしてアトピー重症化。

 そんな私だが39歳の今は寛解状態を保つことができている。「アトピーが完治した!」とは言えないが、人生の中で一番良い状態を保つことができている。アトピー寛解経験者である私が今まで行ってきたことをお伝えする。

アトピー寛解の定義とは

Rear view of a business man giving a speech at a seminar

Rear view of a business man giving a speech at a seminar

 自分のことを「アトピー寛解経験者」と言っているが、まず私なりのアトピー寛解の定義を伝えておきたい。「アトピー寛解」と言っても人によってその感覚は違うからだ。

 軽症アトピーの方が寛解状態と言うときは、ほとんど薬も必要とせず見た目もアトピーとはわからない状態を指すかもしれない。しかし重症アトピーを経験した私の寛解状態とは、薬を使いながら増悪を防ぎ、増悪したとしても遷延することがない状態を指す。つまり一定レベルのアトピー症状は残っていてそれを増悪させないことを寛解状態と言っているのだ。

 もちろん、薬を使わずアトピーとはわからない状態まで持っていければそれにこしたことはない。しかし、そこまでは到達できていないし、今後もそれは無理だろう。悲観的に考えているつもりは毛頭ないのだが、私の体質上、完治に近い状態まで持っていくのは無理だと思っている。

 ただ重症アトピーで地獄のような日々を経験しているので、今の状態でも十分満足している。かゆみに襲われ眠れない日々が続いたり、見た目的にも人と接することに躊躇してしまうほどの状態ではない。自分がやりたいことを自由に楽しめるような状態までアトピーが良くなっているので、私は寛解状態と思っているのだ。

 それでは話を本題に戻していく。

アトピー寛解経験者である私が行ってきたこと

ステロイド外用薬の適正使用

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 最初からアトピー治療のオーソドックスで当たり前のことを言うので「なんだよ。そんなことわかっているよ!」と思われるかもしれない。ただアトピーを寛解状態に保つためにステロイド外用薬の適正使用は一番重要なことなので、伝えない訳にはいかない。

 他の記事でも書いているので詳細は避けるが、適した部位に適した強さのステロイド外用薬を「必要な期間」「たっぷりな量を」使うことが大切だ。詳しくはえっ!?アトピーが治らないのはステロイドを塗る量が少ないから!参照。

腸に負担をかけない食生活

 アトピーを寛解状態に保つためには食生活がとても大切だ。なぜ大切かと言うと、食事によって腸への負担が変わってくるからだ。腸は身体の免疫に関与している。その腸に負担がかかり腸内環境が悪化するとアトピーは増悪してしまうのだ。

 具体的に私が行っていることは「食事は腹八分」「糖分・間食を控える」「野菜中心にする」ことだ。「そんなことでアトピーが良くなる訳ない」と思われるかもしれないが、継続して続ければ本当に効果がある。便秘気味の人なら尚更効果が実感できるだろう。もちろん食生活の変更だけではアトピーは良くならないが、寛解状態を保つ一つの方法としては有効なのだ。

毎日の排便習慣

 重症化していた頃の私を知る人に「アトピーが良くなったなぁ。何をしてそんなに良くなったの?」と聞かれることがある。そんなとき私は「便秘を治したことがアトピーが良くなった一番の原因です」と答える。

 重症化していた頃と今とを比べ、私の生活の中で一番変わったことが「排便習慣」だ。重症化していた頃は一週間に一回排便があるかどうかのかなりの便秘症だった。それが今では毎日排便がある。これはアトピーを寛解状態に保つためにはかなり大切なことだと思っている。詳しくは便秘を解消すればアトピーが良くなる!?参照。

睡眠時間の変更

 以前の私の睡眠時間は夜11時頃に就寝し、朝の7時頃に起床。世間一般の睡眠時間だった。しかし今はその睡眠時間が大きく変わった。なんと夜の9時には就寝し、朝の5時頃に起床しているのだ。まさに早寝早起きを実践している。実はこれはアトピーの肌にとってとても良いことなのだ。

 この時間帯に寝ると成長ホルモンが多く分泌される。成長ホルモンは肌の組織を修復したり再生したりする働きがあるので、アトピーの肌にとってもとても良いのだ。

疲れを溜めない

 肉体的・精神的な疲れはアトピー悪化の要因となる。だからなるべく疲れを溜めないようにしている。仕事の残業は極力しないようにして、残った仕事は早起きしてできた朝の時間にこなしている。

 また、友人の誘いで遊ぶときもなるべく疲れが溜まらないように考えながら付き合っている。飲み会は一次会までにしたり、麻雀をするときは徹マンを控えたりしているのだ。

ステロイド外用薬と規則正しい生活

 アトピーを寛解させるために大事なことを簡潔に伝えると「ステロイド外用薬の適正使用」と「規則正しい生活を送る」ことだ。ステロイド外用薬の使用に当たっては賛否両論あるし「規則正しい生活でアトピーが良くなるのかよ」と思うかもしれないが、私はこれで重症アトピーから寛解状態まで回復できた。

 アトピーが寛解すると生活が一変する。結婚もできたし、子供もできた。仕事も充実しているし、趣味も謳歌している。一人でも多くのアトピーの方が寛解状態になるために、この記事が一助になれば嬉しい。

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