星に願いを。娘の願いごとがDSのソフトで良かった

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 「サンタさんへの願いごとは決まったん?」私が尋ねる。

 「決まったよっ!」嬉しそうに娘が答える。

 「何にしたん?」私は詳しく聞いた。

 「DSのソフト。『動物の森』をサンタさんにお願いする!」娘は興奮気味に答えた。

 「そうか、願いごとが叶うといいな」私は微笑みながら言った。

 もうすぐクリスマス。多くの家庭でやりとりされている会話ではないだろうか。私は娘の願いごとがDSのソフトで良かったと思った。昔の私のような願いごとではなくて良かったと。

自分はアトピーでありほかの友達と違う

 娘と同じ小学生の頃、私は既に重症のアトピー性皮膚炎だった。自分がアトピーでありほかの友達と違うことも自覚し始めていた。「クラスのみんなの肌はツルツルしている。顔もかさついていないし痒くなさそうだ。何でだろう・・・何で僕だけこんな肌なんだろう」と思っていた。当時のクラス、いや学校には私ほどアトピー性皮膚炎が酷い子はいなかった。だから「こんな肌なのは世界中で自分一人だ」といつも暗い気持ちになっていた。そして「いつになったら僕の肌もみんなのように奇麗になるんだろう」と思っていた。

僕の肌を奇麗にしてくれますように

 だからクリスマスのサンタさんへの願いごとは「みんなと同じ奇麗な肌になれますように」だった。サンタさんへ願えば本気で叶うと思っていた。クリスマスの前日に「おもちゃはいらないから明日起きたらサンタさんが僕の肌を奇麗にしてくれますように」と願っていた。今から思えば切ない願いごとだ。幸い声に出して誰かに伝えたことはなかった。両親がこんな願いごとを聞いたらショックを受けただろうから。

普通の小学生が願うことを

 娘の願いがこんな私のような願いでなくて良かった。娘のアトピーは見た目ではわからないぐらい寛解している。だからそんなことを思うこともないのだろう。これからも娘の願いごとがおもちゃであって欲しい。クリスマスには普通の小学生が願うことを願って欲しい。このまま娘のアトピーが悪化せず過ごせるように願っている。サンタさんお願いしますよ。

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