脱ステロイドで地獄の生活を送っちゃったよ〜大学時代編〜

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 高校2年からはじめた脱ステロイド。テレビやマスコミのステロイドバッシングを信じ「ステロイドを使うと副作用で大変なことになる」と思い込んでいた。アトピーは悪化の一途をたどったが大学に入っても脱ステロイドを続けた。

動くことができないほど酷いアトピー

 高校時代もかなり悲惨な状態だったが、大学時代はそれに輪をかけたように最低最悪の状態になった。一日中痒みとの戦い。掻きむしった皮膚は赤く腫れ上がりじゅくじゅくと浸出液が溢れ出た。また腕や足の皮膚は乾燥し像の肌のように肥厚していた。体全体をアトピーで覆われているようで動くこともままならなかった。振り返るだけで体中の皮膚が悲鳴を上げる状態だった。それでも「ステロイドは怖いから使ってはダメ」「脱ステロイドをすればいつかきっと良くなる」と信じていた。

強烈な孤独と寂しさ

 こんな状態だからかなりの引っ込み思案になっていた。友達も少なく大学の授業が終わると逃げるように下宿先のアパートに帰った。誰かに見られるのが本当に嫌だったのだ。ただアパートに帰っても一人。自分の顔を鏡で見て落ち込む日々。強烈な孤独と寂しさが襲ってきた。高校時代とは違い帰っても誰もいなかったので精神的にも病んでいった。

最低最悪の風貌

 アトピーの状態が最低最悪だったので、散髪に行くこともできなかった。できなかったと言うより行きたくなかった。人に見られるのが嫌だったからだ。だから髪の毛はいつも長くボサボサ。アトピーは頭にも広がっていたので、頭皮があれてフケもでていた。つまり酷いアトピーであり髪は長くボサボサでフケまみれ。自分で言うのもなんだが、こんな奴がいたら近寄りたくないと思ってしまうような風貌だった。

生きるのを諦めかけた・・・

 大学時代の脱ステロイドには我ながらよく耐えたと思う。これ以上ないほど身も心もズタズタと言う状態を味わった。どんどん悪化していき改善の兆しが全く見えないアトピー。孤独で不安が募っていく日々。希望の光が全く見えなかった。「もうダメだ・・・」と何度も生きるのを諦めかけた。ただ勇気がなかったので実行はされなかったが。

アトピーにステロイドは必要不可欠

 結局脱ステロイドは大学2年の終わりでやめることになった。当たり前だが脱ステロイドでは一向に良くならず、見るに見かねた母親がステロイドを使っている病院への受診を勧めたからだ。その病院に行ってから悲惨な状態からは脱することができた。そして段々良くなっていく皮膚を見てステロイドの必要性を改めて実感することとなった。

脱ステロイドでアトピーは良くならない

 もし脱ステロイドをしていたころの自分にアドバイスを送れるなら「躊躇せずステロイドを使えっ!」と言ってやりたい。重症アトピーにはステロイドが一番効果的だからだ。中には脱ステロイドでアトピーが良くなった人がいるかもしれない。ただその何倍、いや何十倍の人がアトピーを悪化させてしまい死にたいぐらい苦しい日々を送っているのではないだろうか。そんな人が少しでも減るようにステロイドの効果や安全性がもっと世間に周知されたら良いと思う。

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