えっ嘘なの!?ステロイド外用薬で皮膚が黒くなる副作用

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

ステロイド外用薬で皮膚が黒くなることはない

 「ステロイド外用薬を使うと皮膚が黒くなる」と言う人がいる。色素沈着が起こり黒ずんでいくと言うのだ。もしこれが本当ならステロイド外用薬を使うことに不安や恐怖を覚えるだろう。ステロイド外用薬で安定した状態に保てている人が脱ステロイドに走ってしまうかもしれない。しかしこれは嘘だ。ステロイド外用薬の副作用で皮膚が黒くなることはないのだ。

医者も誤解している

 ただこの嘘は広く蔓延している。医者でさえ誤解しているものがいるぐらいだ。3年程前に膀胱炎で近隣の泌尿器科にかかったときのことだ。併用薬としてステロイド外用薬を使っていることを伝えると「塗ると皮膚が黒くなるから気をつけてね」と言われたのだ。私は内心「えっ!なに言ってんの。そんな副作用ないのに・・・」と思った。面倒くさかったので反論はしなかったが、医者でさえステロイド外用薬に対しては無知なことが多いのだ。

肌が黒くなるのは生理現象

 ではなぜ皮膚が黒くなることがあるのだろうか。実はこれはステロイド外用薬とは関係がなく肌の生理現象なのだ。例えば海水浴などで日焼けをすると肌が炎症を起こし赤くなりじきに黒くなるだろう。このとき黒くなるのは肌の生理現象だ。「ステロイド外用薬により肌が黒くなる」と言われるのは、この肌の生理現象と混同されているのだ。湿疹などにステロイド外用薬を塗り炎症が治まったあとに肌の生理現象で色素沈着が残ってしまう。これがステロイド外用薬の副作用と誤解され広まっているのだ。

ステロイド外用薬の副作用は誤解が多い

 ステロイド外用薬の副作用には誤解されていることが多い。ステロイド外用薬を使うと「骨がもろくなる」「白内障になる」「糖尿病になる」などと言われてている。しかしこれらの副作用はステロイド外用薬によるものではない。ステロイドの内服薬と混同されているのだ。外用薬はあくまで局所に作用するので、内服薬のような副作用は現れない。また、アトピー性皮膚炎そのものの悪化による症状と混同されることも多い。「顔が赤くなる」などの症状はアトピーが悪化し掻くことによって現れることが多い症状なのだ。それをステロイド外用薬の副作用として認識されていることがあるのだ。

ステロイド外用薬は効果的な薬

 このようにステロイド外用薬による副作用の情報には誤解されている部分が多いので注意が必要だ。インターネットなどの情報は玉石混合で嘘の情報も数多く存在している。皮膚が黒くなることも嘘の情報なのだ。だからその情報の真偽を正確に判断する必要があるだろう。私はステロイド外用薬に対しては本当に良い薬だと思っている。適した場所に適した強さのものを使えば安全性も高く、これほど効果的な薬はないからだ。

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