やっぱり不安!?アトピーにステロイドを使い続けることについて

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 アトピー治療にステロイド外用薬は必要だと思う。ステロイド外用薬以上にアトピーの炎症を速やかに抑える薬はないからだ。その有効性、安全性は証明されており日本皮膚科学会のアトピー治療ガイドラインでも標準薬として推奨されている。ステロイド外用薬はアトピー治療には欠かせない薬なのだ。

ステロイドを使い続けることは不安!?

 ただ使い続けるのに全く不安がないかと言うと嘘になる。やはり副作用の問題が気になるのだ。ステロイド外用薬には様々な副作用があると言われている。顔の紅斑、皮膚の萎縮、色素沈着など。脱ステロイドをやめてから、もう15年以上ステロイド外用薬を使い続けているので「本当に大丈夫かな?」と思うこともある。テレビや雑誌、インターネットなどで「ステロイド以外に良いアトピーの治療法がある」と紹介されていると、今でも「ステロイドよりそっちの方が良いのかな・・・」と心移りしてしまいそうなときもある。

結局はステロイド外用薬による治療に戻る

 そんなときは今までのことを思い出すようにしている。今までステロイド以外の治療法を色々と試してきた。脱ステロイドによる自然療法、健康食品による治療、悪質な民間療法など。ただどれも全くと言っていいほどアトピーに効果はなかった。効果がないどころか更に悪化し酷い状態になってしまった。そしてそんな状態を良くするために結局はステロイド外用薬による治療に戻り「やはりこの薬しかない」と思ってきた。

効果が高ければ副作用は問題ない

 確かにステロイド外用薬には局所的な副作用がある。皮膚が萎縮し薄くなることはあるだろう。ただその程度の副作用が問題になるだろうか?ステロイドを拒絶してアトピーが悪化することに比べると大した問題ではないと私は思う。アトピーを軽快した状態に保てる代償ならその程度の副作用は現れてもいいのだ。「副作用=絶対にダメ」ではなく、それはその副作用の程度による。効果(メリット)が副作用(デメリット)よりも大きいのなら迷わず使うべきだと思う。

顔の紅斑はステロイド外用薬の副作用ではない

 ステロイド外用薬の副作用は色々と伝えられているが、本当にステロイド外用薬による副作用かどうかの見極めも大切なことだ。なぜならステロイド内服薬の副作用と混同されることが多いからだ。ステロイドの内服薬は消化性潰瘍や血糖値上昇、ムーンフェイスなど心配になるような副作用が多い。ただこれらはステロイド外用薬では現れることのない副作用だ。またアトピーそのものの悪化による症状と副作用が混同されていることもある。例えば大人のアトピー患者によく見られる顔の紅斑。これはステロイド外用薬の副作用と思われがちだが、顔面を掻くことによって起こることが多い症状だ。

ステロイド外用薬を使うことが最善の治療法

 ステロイド外用薬を使い続けることに「大丈夫かな?」と思うこともある。ただステロイド外用薬以上に有効性と安全性が科学的に認められている薬はない。巷に飛び交っている嘘偽りの混ざった副作用の情報に惑わされないようにしたい。そして必要以上にステロイド外用薬を恐れず、今まで通り使っていきたいと思う。それがアトピーを軽快した状態に保つ最善の方法と思うから。

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