ステロイドに白色ワセリンを混ぜる理由とは?

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 ステロイド外用薬は白色ワセリンと混ぜて処方されることが多い。実際、私が使っている顔に塗るロコイド軟膏や体に塗るリドメックス軟膏、マイザー軟膏は白色ワセリンと1:1の比率で混ざって処方されている。ではなぜステロイド外用薬に白色ワセリンを混ぜるのだろうか?これには大きく分けて3つの理由があると思われる。

① アトピーの症状によって濃度を調節している

 白色ワセリンと混ぜることによってステロイド外用薬の濃度は薄まる。アトピー性皮膚炎は症状によって適切な強さのステロイド外用薬を使う必要があるため、濃度の強弱によって使い分けているのだ。また、ステロイド外用薬の副作用軽減を図っているのだろう。確かに私のアトピー性皮膚炎も症状によって1:1や1:2の比率に変更されている時期があった。ただ、ステロイド外用薬を薄めても、それに比例して効果や副作用が変わるというものではないという報告もある。今では濃度を薄めずにステロイド外用薬のランクそのものを変えるような処方の仕方が一般的になっているような気もする。

② 白色ワセリンで塗りやすくしている

 以前、ロコイド軟膏のチューブを貰ったことがあるのだが「伸びが悪く塗りにくいな・・・」と思ったことがある。ただ、白色ワセリンを混ぜることによって塗りやすさは向上する。伸びが良くなり皮膚に広がりやすくなるのだ。ステロイド外用薬に白色ワセリンを混ぜる理由の一つは塗りやすくするというのもあるだろう。

③ かさ増しにより経済的負担を抑えている

 白色ワセリンは安価な薬だ。1g2.34円。それに比べるとステロイド外用薬はロコイド軟膏1g15円、リドメックス軟膏1g21.2円、マイザー軟膏1g20.8円と高い薬だ(平成29年6月現在)。ステロイド外用薬単独で処方するより白色ワセリンを混ぜてかさ増しすることにより患者の経済的負担を抑えることができるのだ。

メリットがあるから白色ワセリンを混ぜている

 アトピー性皮膚炎治療に汎用されるステロイド外用薬。白色ワセリンが混合される理由としては①濃度調節②塗りやすさ向上③経済的負担軽減だと思われる。また、その他の理由としてはステロイド外用薬単独のチューブで貰うよりも白色ワセリンと混ぜて口の広い容器で貰う方が取り出しやすいというのもあるかもしれない。いぜれにせよ色々なメリットを考えた上で白色ワセリンが混ざっているのだ。

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