子どもにステロイド外用薬ってやっぱり怖い?

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 アトピーの子を持つ知り合いのお父さんやお母さんにステロイド外用薬のことを聞くと、「きつい薬だから使ってはいけないと思っている」、「副作用が強く一度使いだしたらやめられない」などまだまだ否定的な意見は多い。また「医師によって言うことが違うので誰を信じればいいのかわからない」と言う声もあった。「確かにそうだな」と思った。医師ですらステロイド外用薬の使い方をわかっていない人がいるのだから患者が混乱するのも当然だ。さらにネットを見れば嘘八百の情報もたくさん掲載されている。アトピー性皮膚炎とステロイド外用薬については情報が氾濫し、偏見や誤解が生じやすいのだ。

脱ステロイドで地獄の日々

 かく言う私も「ステロイド外用薬は怖い薬だ」と思っていた一人だ。ステロイド外用薬がバッシングされた90年代に様々なメディアから流れる情報に騙され脱ステロイドをしてしまったこともある。その後は地獄のような日々が待っていたのだが・・・。詳しくは脱ステロイドで地獄の生活を送っちゃったよ~高校時代編~脱ステロイドで地獄の生活を送っちゃったよ~大学時代編~参照。

副作用は皮膚萎縮(皮膚が薄くなる)ぐらい?

 でも今では「アトピー性皮膚炎治療にはステロイド外用薬が一番」と思っている。速やかに効果が現れるし副作用による安全面を考えても現時点ではステロイド外用薬を超える薬はないと確信しているのだ。

 そもそもステロイドホルモンはもともと自分の副腎と言う臓器から出ているものだ。さらに塗り薬なので内服薬のような全身投与ではなく局所投与になるので副作用も軽減される。

 何十年とステロイド外用薬を使ってきたが問題となる副作用は皮膚萎縮(皮膚が薄くなる)ぐらいだった。得られる効果を考えればステロイド外用薬は素晴らしい薬だと私は思っている。

子どもにもステロイド外用薬は必要

 だから子どもにステロイド外用薬を使うことも私は賛成だ。実際、私の娘は2歳のときにアトピー性皮膚炎と診断されてステロイド外用薬を使っていた。過去形なのはステロイド外用薬を使ってしっかり炎症を抑えたおかげで、今では保湿剤だけで寛解状態を保てているからだ。

ステロイド外用薬の「量」と「期間」を守る

 炎症が酷い場合はまずステロイド外用薬を使ってしっかり抑える。それも専門医の指示通りの「量」と「期間」を守る。不安があると「本当にこのまま使って大丈夫かな・・・」と思ってしまい、この「量」と「期間」を守れないことがある。でもしっかり守ることが大切だ。

 今ではプロアクティブ療法など間歇的にステロイド外用薬を使う治療法もあるので、専門医の指示をしっかり守りアトピー性皮膚炎の炎症を抑えることが大切だ。

 巷にはステロイド外用薬に関して玉石混淆の情報が溢れている。大切な子どものアトピー性皮膚炎治療をより良いものにするために、しっかりと見極めて騙されないようにしないといけない。

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