実践!アトピーである私のプロアクティブ療法体験談

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 プロアクティブ療法とはアトピー性皮膚炎が寛解したあとも保湿剤に加えステロイド外用薬やプロトピック軟膏を週2回ほど使い続ける治療法だ。アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版にもその有効性が記載されており話題になっている。

 実はこのプロアクティブ療法を半年ほど前から続けている。今回はプロアクィブ療法を行って思ったことや注意しなければいけないことなどの体験談をお伝えする。

プロアクティブ療法のきっかけ

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 私がプロアクティブ療法を行ったきっかけは顔にヘルペスができたことだった。えっ!?ヘルペスがきっかけで脱ステロイド!参照。ヘルペスができるとステロイド外用薬を使うことができない。それで仕方がなくステロイド外用薬を中止し白色ワセリンだけを4日ほど塗っていた。

 「白色ワセリンだけではアトピーが悪化してしまうだろうな」と思って塗っていたのだが、意外や意外、アトピーが悪化することはなかった。「もしかして白色ワセリンでアトピーをコントロールできるのか?」と思った。ただ、全くステロイド外用薬を使わないのは危険だ。そこで医師と相談しプロアクティブ療法を行うことにしたのだ。

 今は顔と腕にこのプロアクティブ療法を行っている。

プロアクティブ療法で大切なこと

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 プロアクティブ療法で大切なのはアトピーが良くなってもステロイド外用薬を定期的(週2回程度)に使うことと、白色ワセリンなどの保湿剤を継続使用することだ。これにより皮膚の状態をより良く保つことができる。アトピーは完治しないので継続したスキンケアが必要なのだ。

 さらに私がプロアクティブ療法を行うにあたり注意していることが3つある。

① 白色ワセリンはたっぷり塗る

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 白色ワセリンは薄く塗り広げるのではなくたっぷり塗るようにしている。アトピーの私の顔は常にテカっているでもお伝えしているが、約0.5gの軟膏を手のひら二枚分の面積に塗るよう心がけている。わかりにくいので言い換えると塗った場所にティッシュがくっつくぐらいべっとりと塗っているのだ。

 だいだいこれぐらいだろうか?

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 たくさん塗ると顔がテカテカするし勿体ないと言う気持ちも生まれるが、これぐらい塗る方が絶対に効果的だと思う。

② 赤みが現れたら迷わずステロイド外用薬を継続

 アトピー性皮膚炎は寛解と増悪を繰り返す病気なので、すぐに赤くなったりかゆみが増したりする。それはプロアクティブ療法中でも起こり得る。そんなときはステロイド外用薬を塗る日ではなくても、すぐに塗るようにしている。そして赤みが引くまではステロイド外用薬を塗り続ける。一番ダメなのはステロイド外用薬の使用を我慢して皮膚症状を悪化させることだと思っている。だからプロアクティブ療法中であっても悪化すれば速やかにステロイド外用薬に切り替えることが大切だ。

③ アトピーが寛解しているところに行う

 プロアクティブ療法はアトピーが寛解している場所に行うべきだ。アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版にも「急性期の治療によって寛解導入した後にプロアクティブ療法を行う」と記載されている。まだ炎症が強い場所にステロイド外用薬を減らすプロアクティブ療法を行ってもアトピーが悪化してしまうだけだ。だからステロイド外用薬でしっかり寛解状態に持っていってからプロアクティブ療法を行うべきだ。

 この3つのことを注意しながらプロアクティブ療法を行ったら思った以上にアトピーの症状を安定させることができた。今の状態はこんな感じだ。

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ステロイド外用薬は減らすことができる

 「ステロイド外用薬はアトピー治療に必要だ」この考えは今でも変わっていない。アトピー性皮膚炎の炎症をコントロールするにはステロイド外用薬による速効性かつ強い抗炎症作用が必須なのだ。

 ただ、今までは絶対にステロイド外用薬を毎日塗らないといけないと思っていた。実際、何十年と毎日ステロイド外用薬を塗っていた。そうしないと寛解状態を保つことなんて無理だと思っていたのだ。

 だからプロアクティブ療法でステロイド外用薬を減らすことができるとわかって驚いた。また嬉しくも思った。「ステロイド外用薬は必要」と思っていながらも、どこかで「ステロイド外用薬を少なくできたら良いな」と思っていたのだろう。

 これからもプロアクティブ療法を続けながらアトピーを寛解状態に保つことができればと思う。脱ステロイドを目標にするのではなく、ステロイド外用薬を定期的に使いながらも徐々に減らしていき肌の状態をコントロールしたいと考えている。

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