アトピーの子に「掻くな」と言うな!

 こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 昔よく言われていた言葉がある。それは「掻くな」と言う言葉だ。アトピーの私は常に体中が痒くていつもどこかを掻いていた。掻くとアトピーが悪化するので、心配した親は「掻くな」と何度も私に言った。

アトピーの痒みは我慢できない

 でも「掻くな」と言われても痒いものは痒いんだから仕方がない。一時なら掻くことを我慢できるかもしれない。ただ一日中痒いのにそれを我慢するのは地獄だ。基本的に痒みは我慢することができない。それを「掻くな」と言われても無理な話だし「どうしてこの痒みをわかってくれないんだ」とストレスに感じてしまうこともある。そしてそのストレスで更に痒みが増し、また掻いてしまうと言う悪循環に陥ってしまうんだ。

「掻くな」と言いたくなる気持ちはわかる

 ただ親が「掻くな」と言ってしまう気持ちも分かる。自分の子供がアトピーで苦しんでいるのは本当に辛いし、掻いてアトピーを悪化させてほしくはない。自分の目の前で皮膚を掻きむしってアトピーを悪化させている子供を放っておくことなんてできないだろう。私も親になって自分の子供がアトピーになった。子供が「痒い。痒い」と言いながら皮膚を掻いているのを見ると「やめてくれ・・・」と思い「掻くな」と言う言葉がでそうになる。いや実際「掻くな」と言ってしまうこともある。ただ掻くなと言ったあとに後悔する。自分は「掻くな」と言われてどう思ったか、そしてどう言って欲しかったか・・・。

アトピーで掻いているときは共感の言葉を

 私が掻いているときに言って欲しかったこと、それは共感の言葉だった。この痒み、辛さをわかってほしいということだった。だから子供が掻いているのを見ると私は「痒いなあ。痒いのは我慢できんやろ。しんどいなぁ。お父さんもそうやったでなぁ」と言うようにしている。私の子供にとってこの言葉がベストなのかはわからない。でも少なくとも私はこんな言葉をかけてほしかった。

アトピーは痒くない状態にすることが大切

 でも掻いているときに共感の言葉をかけるだけではアトピーはよくならない。痒いのは我慢できないので、大切なのは痒くない状態にすることだ。そのためにはステロイドの塗り薬をしっかり塗って炎症を抑えることだ。炎症が治まれば痒みも治まってくる。だから掻いているのを見たら今の薬が合っているのか?ステロイドの強さは合っているのかを医者と相談しなければいけない。

アトピーの子に「掻くな」と言わない

 アトピーの子に「掻くな」と言うのをやめよう。痒いのを我慢することは無理だしストレスを与えてしまうだけだ。掻いているときはその気持ちに共感してあげるべきだ。そして症状に合ったステロイドを使って皮膚を痒くない状態にすることが大切なんだ。

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