えっ!?子供の膝裏に発疹!アトピーでもとびひでもないその正体とは

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 「父ちゃん、ここになんかできとる」

 4日程前に7歳の娘が右の膝裏を見せながら不安そうな面持ちで言ってきた。よく見てみると赤いポツポツが3つほどできていた。何かに咬まれたような発疹だ。「虫にでも咬まれたんかな。痒い?」そう聞くと、娘は「ううん、痒くない。痛い」と答えた。そこで私はアトピーの薬であるステロイド外用薬を塗って様子を見ることにした。アトピーの症状とは違うような気がしたが、娘も私と同様アトピーであり、それが少し悪化しているのかなと考えたのだ。また、発疹ならステロイド外用薬を塗れば大概は効くだろうと安易に思ったのだ。これを後悔するハメになるのだが・・・。

アトピーではなくとびひ?

 2日程ステロイド外用薬を続けたが治るどころか症状は更に悪化していた。赤いポツポツが大きくなって、広がっていたのだ。しかも右のお尻にも発疹ができていた。娘は「膝を曲げると痛い」と言っている。「ステロイド外用薬が効かない。どうしたんだろう?」と私は思った。アトピーならステロイド外用薬で改善するはずだ。またアトピーでなくてもたいがいの発疹はステロイド外用薬を塗れば良くなるはずなのだが・・・。

 再び発疹をよく見てみた。すると、ある病気が頭をよぎった。「これは『とびひ』かもしれない」と思った。昔から皮膚が弱い娘は5歳のときに「とびひ」にかかったことがある。今回の発疹がそのときの症状によく似ているのだ。しかも「とびひ」は今回の発疹のように症状が広がっていく病気だ。「間違いない」と思った。「とびひ」なら抗菌作用のある塗り薬を塗って、抗生剤を服用しなければいけない。そこで私は娘を皮膚科に連れて行くことにした。

ステロイド外用薬で症状悪化!?

 皮膚科はすごい数の患者で溢れ帰っていた。2時間ほど待ってやっと診てもらうことができた。「とびひ」と診断され抗生剤が処方されるとタカをくくっていたが、皮膚科医からは意外な言葉を告げられた。皮膚医は娘の発疹をみてすぐに「帯状疱疹ですね」と診断をくだしたのだ。私はそれを効いて「え・・・帯状疱疹・・・?しまったっ!!」と心の中で叫んだ。「とびひ」ではないことにも驚いたが、それ以上に「やってしまった!」と言う気持ちが強かったのだ。なぜなら、ステロイド外用薬を使っていたからだ。

 帯状疱疹のことは私も知っている。簡単に言えばヘルペスの酷い版のようなもので、疲れなどで免疫が落ちているときに現れる病気だ。ステロイド外用薬も免疫を抑える作用がある。だから帯状疱疹にステロイド外用薬を使うと余計にウイルスが増えて悪化してしまうのだ。私は娘の発疹を治すどころか悪化させてしまっていたのだ。しかし後悔しても仕方がない。まだ膝裏とお尻だけで症状が治まっているうちに病名がわかっただけでも良かったと思わなければいけない。娘に「ごめんよ・・・」と心の中で思いながら、医者から病気のことや薬の説明を聞いて診察は終わった。

抗ウイルス薬のアシクロビン顆粒

 医者から処方された薬は抗ウイルス薬とゲーベンクリームと言う塗り薬だった。抗ウイルス薬の名前はわからない。そこの皮膚科は院内処方で薬の名前がわかる情報をくれなかったからだ。1日4回飲むよう言われたので、おそらく用法から薬を想像するとアシクロビン顆粒かなと思う。1日4回も飲まなければいけない抗ウイルス薬はアシクロビン顆粒ぐらいしかないからだ。

帯状疱疹でも登校は大丈夫!

 帯状疱疹はウイルスが原因で発疹が広がっていく病気だ。水痘と同じウイルスなので、まだ水痘の免疫の無い幼児などには水痘が移る可能性がある。だからネットなどで調べると場合によっては小学校を欠席させた方が良いようなことも書かれていた。だが、皮膚科医は「登校しても大丈夫」と言ってくれた。

帯状疱疹は「かゆい」ではなく「痛い」

 まさか娘の膝裏に帯状疱疹ができるとは思っていなかった。帯状疱疹とはストレスや疲れが溜まりやすい成人に発症するものとばかり思っていたのだ。今から思えば「痒い」ではなく「痛い」と言っていた娘の言葉に「帯状疱疹」のヒントは隠されていた。帯状疱疹は神経に沿って発疹が現れ、ピリピリとした痛みを伴うことが多い。普通の発疹のように「かゆみ」ではなく「痛み」があるのだ。そこに気づければ良かったのだが・・・。

 ただ、症状が現れて比較的早く(4日後)には皮膚科に受診することができてよかった。帯状疱疹の治療で一番大切なことは、抗ウイルス薬をできるだけ早く服用することだからだ。更に「小児科」ではなく「皮膚科」に受診したのも良かったと思っている。小学一年生ぐらいだと、なんでもかんでも行きつけの「小児科」にかかってしまいがちだが、専門外の「小児科」では的確な診断がされないこともあるからだ。何はともあれ処方された薬を娘にしっかり服用・使用させ、なるべく疲れを溜めないように過ごさせようと思う。

 薬を服用・使用して一週間後。娘の帯状疱疹は無事治ってきた。

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