アトピーの私がガイドライン2016年版を読んで思ったこと~Part5~

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 前回に続き、「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版」読んでみて感じたことをお伝えする。最初にガイドラインを抜粋し、そのあと主観的な意見を書いていく。

顔や首にはプロトピックの方が良いのか?

写真(2015-10-29 20.42) #2

VI.3.薬物療法(1)抗炎症外用薬 b.タクロリムス
タクロリムス軟膏は副作用の懸念などからステロイド外用薬では治療が困難であったアトピー性皮膚炎の皮疹に対しても高い有効性を期待できる(CQ5:推奨度 1,エビデンスレベル:A).・・・特に顔面・頸部の皮疹に対して高い適応のある薬剤として位置づけられている.

 プロトピック軟膏(タクロリムス)が顔や首に対して効果が高く、しかもエビデンスレベルが最高ランクのAなのは嬉しい。顔や首は薬の吸収が良くて高いランクのステロイド外用薬を使いづらい場所なので、ステロイド外用薬以外の選択肢があることは有り難いことだ。

 私のアトピーは顎骨や首筋のあたりの炎症が強くなかなか良くならない。今はステロイド外用薬で治療を続けているが医師に相談してプロトピック軟膏(タクロリムス軟膏)の使用も考えた方が良いのかもしれない。

ストロングクラスのステロイド外用薬と同等ってすごい!

VI.3.薬物療法(1)抗炎症外用薬 b.タクロリムス 2)外用方法
しばしば塗布部位に一過性の灼熱感,ほてり感などの刺激症状が現れることがあるが,これらの症状は使用開始時に現れ,皮疹の改善に伴い消失することが多いので,あらかじめそのことを患者に説明しておく.・・・体幹,四肢を対象とした本剤(成人用 0.1%)の有効性はストロングクラスのステロイド外用薬とほぼ同等であると考えられる.

 確かにほてり感やヒリヒリする刺激感はかなりのものだ。私はこれらの症状が強く現れ使用を断念した経験もある。医師から説明を聞いていないとビックリするだろう。

 有効性がストロングクラスのステロイド外用薬と同等と言うのはすごいことだ。ストロングクラスの強いステロイド外用薬は副作用の関係上、吸収の良い顔や首には使いづらい。それをプロトピック軟膏で代替できるのは嬉しいことだ。

刺激感を我慢できれば良い薬?

VI.3.薬物療法(1)抗炎症外用薬 b.タクロリムス 2)副作用
局所の有害事象として,灼熱感,瘙痒,紅斑等が確認されている.これらは皮疹の改善に伴って軽減,消失することが多い.・・・ステロイド外用薬の長期使用でみられる皮膚萎縮は確認されていない.

 以前、私がプロトピック軟膏(タクロリムス)を使ったときは使用後すぐにヒリヒリしてきて、火照り感が強く現れた。また肌も容赦なく赤くなった。まるで日焼け後のような状態だった。我慢して使えば症状は消失していったのだろうが、途中で断念してしまった。皮疹が改善するまで我慢することができなかったのだ。

 ただ、そのときは患部に皮疹や炎症が強く残っている状態だった。そのため刺激感や火照り感が強く現れたのかもしれない。比較的炎症が治まっている今なら、プロトピック軟膏を使ってもそこまで刺激感は強く現れないかもしれない。皮膚萎縮も現れないしステロイド外用薬と並びその有効性、安全性が確認されている薬なので、また医師に相談して処方してもらおうかなと思っている。

定期的にはステロイド外用薬を使うべき

nakou

VI.3.薬物療法(1)抗炎症外用薬 c.プロアクティブ療法
再燃をよく繰り返す皮疹に対して,急性期の治療によって寛解導入した後に,保湿外用薬によるスキンケアに加え,ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬を定期的に(週 2回など)塗布し,寛解状態を維持する治療法である(CQ8:推奨度 1,エビデンスレベル:A).

 これはものすごく大切なことだと思う。ステロイド外用薬で症状が良くなればすぐにやめてしまうこともあるが、皮膚にはダメージが残っていることが多い。だから見た目で良くなってもステロイド外用薬を定期的に使っていくことは大切だ。

 私はプロアクティブ療法と言うよりは、毎日1日2回ステロイド外用薬を塗っている。今後、炎症が落ちてきたら「2回のうち1回はワセリンだけにしようかな」と思っている。ガイドラインでこのように定期的にステロイド外用薬を使うことを記載しているのは画期的なことだと思う。

アトピーの私がガイドライン2016年版を読んで思ったこと~Part6~に続く

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