アトピーは休学に追い込まれることもある病気

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 「アトピーで休学することなんてあるの?」こんな質問をみかけることがある。アトピーは多くの人が患っており軽微な皮膚疾患と言う認識があるからだろう。少し肌がカサカサになる程度で休学するほどの病気ではないと思っている人が多いのだ。

 しかし、この質問に対する私の答えは「YES」だ。アトピーは就学すら難しい状態まで悪化することがある。勿論、軽微な症状ですむ人も大勢いるのだが、重症化し休学を余儀なくされるケースもあるのだ。私も高校時代は休学寸前まで追い込まれた一人だ。

アトピーが重症化していた高校時代

 このblogで何度も書いているが、私は17歳から20歳まで脱ステロイドをしていた。脱ステロイドで地獄の生活を送っちゃったよ~高校時代編~参照。

 当時は本当に悲惨な状態だった。見た目は勿論、体を動かすことさえ難しい状態までアトピーが悪化した。強烈なかゆみが襲い毎日体中を狂った様に掻きむしっていた。そのおかげで顔は炎症で真っ赤になりパンパンに腫れた。毎日試合後のボクサーの様になっていた。また体中にある傷口からはポトポトと浸出液が溢れ出ていた。「こんな醜い外見は耐えられない」と思い精神的に辛かったが、少し動くと傷口が悲鳴を上げて肉体的にも相当辛かった。

単位不足で卒業が危うくなる

 こんな状態で通学するのはかなり厳しく高校三年生のときは学校を休みがちになった。

 あるとき先生から「あと3日休むと単位が足りなくなって卒業できなくなる」と言われた。

 「えっ・・・?」と私は思った。人並みに勉強はできたので卒業できないということを思ってもいなかったのだ。いくら勉強ができようとも出席日数が足りなくなったら卒業できないのは当たり前なのにその考えがなかったのだ。

 「こんな重症アトピーで高校も卒業できなくなったら僕の人生はどうなるのだろう」と不安が襲いかかってきた。「見た目もこんなで学歴もない。人生終わってしまう」と思った。

なんとか通学した高校三年

tasogare

 それからなんとか這いつくばって学校の授業に出ることにした。体中が真っ赤になり痛くて痒くて苦しくて・・・かなり大変だった。高校三年生の通学は本当に辛かった。

 体に負担がかからないようにゆっくりと通学した。自転車通学だったのだがペダルを漕ぐ度に体中から痛みが走った。「辛い辛い痛い・・・」いつも思っていた。

 そして学校にいるときはいつも一人だった。誰とも目を合わさず声をかけられない様に下を向いて過ごしていた。休み時間はいつも寝た振りをして顔を隠していた。別にいじめられている訳ではなかったが、自分から殻に閉じこもっていった。「誰とも会いたくない。この顔を誰にも見せたくない」と強く思った。

 当時を思い出すと本当に良く頑張って通学したなと思う。誰かの名言になるが「自分で自分を褒めたい」ぐらいだ。そのおかげでなんとか私の場合は休学を免れることができた。

アトピーは休学まで追い込まれる病気

 「アトピー性皮膚炎」と言う病気は世間的には認知されている。しかし、それが重症化すると、どれだけ大変でどれだけ肉体的・精神的に追い込まれるかまでは知れ渡っていない。「アトピーで休学することなんてあるの?」と思う人は大勢いるだろう。でもアトピーは休学しなければいけない状態になることもある病気なのだ。

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