アトピー性皮膚炎にビタミンの摂取は必要なの?

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 「アトピー性皮膚炎にはビタミンが良い!」と聞くことがある。確かに「ビタミンって皮膚に良さそうだな・・・」っ言う漠然としたイメージはある。でも、実際のところどうなのだろうか。病院にかかっても私はビタミン剤を処方してもらったことがないし、本当にアトピー性皮膚炎に効果があるのだろうか?気になったので調べてみた。

アトピー性皮膚炎診療ガイドラインではビタミンを推奨していない?

 まず医師が治療方針を決めるときに参考にしている日本皮膚科学会作成の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版」を見てみた。これはネットで検索すれば簡単に見ることができる。さて、この中にビタミンの記載があるのだろうか。隅から隅まで見てみると・・・「ないっ!」ビタミンの「ビ」の字も出てこないのだ。どうやら日本皮膚科学会ではアトピー性皮膚炎に対してビタミン剤を推奨していないようだ。

 でもこのガイドラインに記載がないだけで本当は効果があるのかもしれない。そこで病院から処方されるビタミン剤の効能・効果をPmdaの医療用医薬品情報検索サイトで調べてみた。

ビタミンCは色素沈着に効果あり?

 まずビタミンC。病院では「シナール」と言う名前で処方されることが多いようだ。この薬の効能効果は「本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦等),炎症後の色素沈着」となっている。アトピーに関係があるとすれば「炎症後の色素沈着」だろうか。でも私の首は長年のアトピーの炎症で色素沈着してしまっているがシナールを処方してもらったことはない。効能効果の記載はあるが、アトピーによる色素沈着にはそこまで効果がないのだろうか。

ビオチンは湿疹関係の効能効果が多い

 次ぎにビオチン。あまり聞き慣れない言葉だがビタミンHとも呼ばれるビタミンのようだ。この薬の効能効果は「急・慢性湿疹、小児湿疹、接触皮膚炎、脂漏性湿疹、尋常性ざ瘡」となっている。湿疹関係の効能効果が多いのだがアトピーは慢性湿疹に含まれるのだろうか。それならビオチンはアトピーに対して効果があると言えるのだが・・・。

ビタミンB2は酒さに効く?

 次ぎにビタミンB2。病院では「フラビタン」と言う名前で処方されることが多いようだ。この薬の効能効果は数多くあり関係ありそうな皮膚疾患の効能だけあげると「急・慢性湿疹、脂漏性湿疹。尋常性痤瘡、酒さ。日光皮膚炎」となっている。これまた慢性湿疹の効能がある。そして気になったのが「酒さ」の効能。「酒さ」とは赤ら顔のようなもので顔が赤くなる症状のことだ。私もそうなのだがアトピー性皮膚炎と酒さを併発している人は多いので、この効能があるのは嬉しいなと思った。

ビタミンB6はアトピーに効果あり

 最後はビタミンB6。 病院では「ピドキサール」と言う名前で処方されることがある。皮膚に関係のある効能効果を見ると「急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎、アトピー皮膚炎、尋常性ざ瘡」となっている。「おぉ〜っ!やっと『アトピー皮膚炎』の記載を見つけた!」。ビタミンB6は効能効果の中にはっきりと「アトピー皮膚炎」の病名が記載されているのだ。でもアトピー性皮膚炎ではなく、アトピー皮膚炎となっており「性」が抜けている。これはなぜなんだろう?どうでも良いことかもしれないが少し気になった。

サプリメントとして摂取する必要なし?

 私自身処方を受けたことはないし診療ガイドラインにも記載がないビタミン。でも効能効果を見るとそれなりにもアトピー性皮膚炎に効きそうな感じはある。

 ただ今の時代、必要性の低いものや効能効果に病名の記載がない薬は医師も処方してくれないことが多い。ましてやガイドラインが推奨していないビタミンを医師から処方してもらうのは難しいだろう。

 それならサプリメントとして購入し摂取すべきなのだろうか?ビタミンが不足しているなら必要かもしれないが、私の場合はそこまで偏った食生活を送っていないし野菜も多く摂るようにしている。だからサプリメントを買ってまで摂取する必要は今のところないような気がする。今後ガイドラインなどでビタミン摂取が推奨されるようなら考えてみようと思う。

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