慢性的に続く咳。それはアトピー咳そうかもしれない!

こんにちは。アトピーと付き合い始めて30年以上のタカヒロです。

 「ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ・・・」

 乾いた咳が止まらない。一度出だすと十数回は連続して咳き込んでしまう。「はぁ〜息を吸うのがしんどいな・・・」息を吸うときに気流の抵抗を感じるほどしんどくなることもある。そのうち咳の音も「コンッ、コンッ、コンッ・・・」と更に乾いた音に変わってきた。慢性的に続く咳。原因がわからずこのような状態が続けば不安だ。しかし、この咳の原因はわかっているので特に心配ではない。

アトピー特有の咳「アトピー咳そう」

 咳が出ると普通は「風邪をひいたかな?」と思うのが普通だ。だが、私の場合は違う。「今年もこの咳が出だしたか」と思うのだ。なぜなら毎年現れている咳だからだ。この咳はアトピー特有の咳で「アトピー咳そう」と呼ばれるものだ。

アトピー素因で8週間以上咳が続けば・・・

 アトピー咳そうとは、慢性的に続く咳の一つでアトピー素因(喘息以外のアレルギー疾患の既往あるいは合併)を持っているものに現れやすい咳症状だ。8週間以上続く咳でアトピー素因があり一般的な咳止めではよくならない場合は、この咳の可能性が高い。

アトピー咳そうに一般的な咳止めは効かない

 慢性的な咳が出だしたのは10年程前からだ。毎年夏から秋にかけて症状が現れている。初めて咳が出だしたときは「風邪をひいたのかな?」と思い病院で一般的な咳止めを処方してもらった。気管支拡張薬であるホクナリンテープと中枢性鎮咳薬であるメジコンと言う薬だ。しかしこれらの薬を使っても一向に良くならなかった。咳は全然治まらなかったのだ。一般的な咳止めで良くならないため次ぎにヒスタミンH1受容体拮抗薬であるフェキソフェナジンが処方された。このフェキソフェナジンを服用すると数日で咳症状は治まった。これをみて医者から「この咳はアトピー咳そうと言う咳だね」と言われた。

 アトピー咳そうはそこまで怖い病気ではない。喘息に移行することはほとんどなく、予後は比較的良好と言われている。私の場合、一旦症状が治まれば当分は現れない。年に1,2回現れる程度の病気だ。

フェキソフェナジンは一石二鳥

 今回の咳に対してもヒスタミンH1受容体拮抗薬を処方してもらい服用している。以前と同じフェキソフェナジンだ。この薬はアトピーのかゆみ止めとしても使えるので、一石二鳥になり嬉しい。また、アレルギー薬特有の眠気がでないので重宝している。これを1週間程飲めば咳症状は楽になるだろう。

アトピー咳そうと咳喘息の違い

 慢性的に続く咳の一つに咳喘息がある。アトピー咳そうは咳喘息と症状が似ていることもあり間違えられやすいが別物だ。咳喘息は気道の収縮が主因の咳であるのに対して、アトピー咳そうは気管の表面にある咳受容体と言うところの感受性が亢進して症状が現れる。アトピー咳そうに効果がない気管支拡張薬も咳喘息には効果がある。治療薬の反応性によってアトピー咳そうであるのか咳喘息であるのかを判断することも多いようだ。

アトピー咳そうは1週間ほどで治まる

 乾いた咳が続く。風邪薬を飲んでも治らない。あなたがアトピーならそれはアトピー咳そうかもしれない。アトピーのようなアレルギー素因を持つものに現れる咳症状だ。アトピー咳そうが現れたときは医者にヒスタミンH1受容体拮抗薬を処方してもらおう。そうすれば1週間ほどで症状は治まるだろう。

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